2020年12月更新! ソーシャルメディア最新動向データまとめ
ユーザー数・年齢層・利用率などの役立つデータをまとめてみました。
変化の早いソーシャルメディア業界。
この記事では国内外分けて、各SNSプラットフォームが現在どれ位のユーザー数なのかを常にアップデートしていきます。
FacebookやTwitter、LINE、Instagramなど主要SNSをまとめています。
メッセンジャー機能を主とするSNSのLINEが成長を年々続け単独1位をキープしています。
また2位のTwitterは2017年以降はアカウント数に関する発表を行っていません。
特筆すべきはInstagramの急伸とFacebookのユーザー離れです。2019年内にInstagramはFacebookのMAU数を抜き、国内でどこまで拡大できるか注目が集まります。
1、Facebook
【国内】
・国内月間アクティブユーザー数:2,800万人 ⇒ 2,600万人
(参照元と期間:2017年9月から2019年4月)
・月間アクティブ率:53.1% ⇒ 56.1%
(参照元と期間:2014年12月から2015年6月)
【世界】
・月間アクティブユーザー:22億3,000万人 ⇒ 23億7,500万人
・日間アクティブユーザー:14億7,000万人 ⇒ 15億6,200万人
(参照元と期間:2018年9月から2019年4月)
その他のデータ
・全世界の中小企業のアクティブなページ数:4,000万ページ⇒6,500万ページ
(参照元と期間:2015年4月から2017年4月)
・注目ポイント
世界を代表するSNSですが、国内の成長には陰りが見えてきました。
Instagramの急成長とは対照的に、ユーザー数に関しては2019年初めて減少しました。
また企業の活用の面では、2018年のアルゴリズム変更からオーガニック運用だけでは
リンク誘導を狙ったコンテンツが届きづらくなってきています。
とはいえターゲティング精度の高い広告によるリーチに強みは健全で、
40・50代へアプローチする媒体としては今もなお魅力的です。
2、Twitter
【国内】
・国内月間アクティブアカウント数:4,000万人 ⇒ 4,500万人
(参照元と期間:2016年9月から2017年10月)
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%
(参照元と期間:2014年12月から2015年6月)
【世界】
・世界全体ユーザー数(※):3億1,000万人 ⇒ 3億3,500万人
(参照元と期間:2016年6月から2018年9月)
※日本を含む
注目ポイント
ユーザー数の成長率こそ頭打ち感はありますが、10代・20代の若年層を中心に
まだまだ支持されているSNSです。
4,500万MAAというユーザー(アカウント)数の多さも注目に値しますが、企業の活用面では、匿名性ゆえに個人の商品・サービスに対する本音の気持ちや日々感じたことがツイートに出やすく、ソーシャルリスニング等のマーケティング施策に生かしやすい点が挙げられます。Twitterと言えば炎上の危険性も指摘されますが、近年では健全化に向けて荒らしやスパムツイートといった不適切な発言を繰り返すユーザーに対して規制を強めています。
3、LINE
国内
・月間アクティブユーザー数:8,400万人以上(参照元:2020年7-12月期 媒体資料:LINE Business Guide 2020年7月-12月期)
・日間アクティブ / 月間アクティブ 率:86%(参照元:2020年7-12月期 媒体資料:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
世界
・全世界月間アクティブユーザー数:2億1,700万人以上(参照元:LINE 2017年2月-2017年9月媒体資料)
・上位4ヵ国(※)月間アクティブユーザー数:1億6,800万人以上(参照元:LINE アカウント 2018年4-6月期 媒体資料)
・上位4カ国(※)日間アクティブ / 月間アクティブ 率:75%(参照元:2017年12月期通期決算説明会)
(※日本、台湾、タイ、インドネシアを指す)
注目ポイント
LINEはアクティブ率の高さが驚異的なメッセージングアプリです。2019年にリニューアルし、今まで分かれていたLINE公式とLINE@が合併しました。
メッセージ配信(メルマガのようなイメージ)と、タイムライン投稿(Facebookのフィードのようなイメージ)の2種類があり、それぞれに広告枠が設けられています。
4、Instagram
国内
・月間アクティブユーザー数:2,900万人 ⇒ 3,300万人
(参照元と期間:2018年11月 から 2019年3月時点)
・月間アクティブ率:76.7% ⇒ 84.7%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
世界
・月間アクティブユーザー数:8億人 ⇒ 10億人
(参照元と期間:2017年9月 から 2018年6月)
・日間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 5億人
(参照元と期間:2016年7月 から 2017年9月)
・日間アクティブユーザー数(ストーリーズ):4億人以上
(参照元と期間:2018年6月)
注目ポイント
国内で最も勢いよく成長しているのは、何と言ってもこのInstagramです。
2019年には親サービスであるFacebookのMAU数を超え、3,300万人を記録しました。
日本で普及し始めた2016年頃は「インスタ映え」「キラキラ女子」といった写真映えする画像を求められる風潮がありましたが、今や男女差も減り30代のユーザーも増えてきており、老若男女に使われ始めたことで、雑多で「綺麗すぎない」投稿が増えてきました。
企業の活用で言えば、シェア機能がないため拡散性は弱いものの幅広い世代に情報収集ツールとして使われている点と、24時間限定公開のInstagramストーリーズ機能の登場でラフな写真も気軽に投稿されるようになった点が近年押さえておきたいポイントです。
企業のSNS活用に関するデータ
総務省は令和元年5月、「平成30年通信利用動向調査」の結果を発表しました。これは、世帯や企業における情報通信サービスの利用状況についてまとめたものです。
本項ではこの調査データを見ながら、企業のSNS活用について解説します。
文中に記載のデータ数値やグラフは、同調査結果より引用しました。
出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf
インターネットを利用している企業のうち、SNSを活用している企業の割合は36.7%で、前年と比べると約8%上昇しました。
業種別では「不動産業」が 58.7%と最も高く、次に「金融・保険業」、「卸売・小売業」と続きます。
これらの企業では前年度比で10%以上も高くなっていました。
企業の利用目的
SNSを活用する目的・用途別に見ると「商品や催し物の紹介、宣伝」が68.7%と最も高く、次に「定期的な情報の提供」となっています。多くの企業で、商品の紹介や情報の提供にSNSが使われていることが分かります。
特徴的なのは、ほぼすべての目的・用途において前年度と比べて割合が減少していたのに対し、「会社案内、人材募集」では5%の上昇を見せていました。コーポレート・ブランディングや採用活動目的でのSNS活用が盛んになっているようです。
最後に
正式なユーザー数の発表がないサービスもありますがアクティブ率なども見て、どのサービスがどのくらい盛り上がっているのか参考にしていただけましたら幸いです。
(-socialmedialab.jp/post-30833/)
(引用元)
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
株式会社ガイアックス様